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推理作家アガサ・クリスティの生地として知られ、イギリス国内では3番目に広い南西部のデボン州で、1960年にベリル・コックスという英国人女性が巻き毛のオス猫を見つけました。 コックスはこの猫を捕獲しようとしたものの失敗してしまったため、「トム」というあだ名をつけて観察を続けていました。 そんなある日、コックスは自宅近くの公園で「トム」と同じ巻き毛を持つ子猫を見つけ、このオスの子猫に「カーリー」という名前を付け育て始めました。

10年前の1950年にデボン州の隣のコーンウォール州で巻き毛が特徴のコーニッシュレックスが発見され、育種が開始されていたことを知り、コックスはコーニッシュレックスの繁殖家グループに連絡を取り、「カーリー」との交配を試みました。
しかし、巻き毛の子猫は生まれませんでした。・・・続きを見る

デボンレックスの顔の特徴は

デボンレックスの顔の特徴は丸みのある逆三角形の小顔に、頬っぺたのあたりから横に飛び出す出す大きな耳とクリクリでまんまるな大きな目という特徴的な顔立ち、毛並みは柔らかくウェーブがかかった巻き毛です。

デボンレックスは猫アレルギーしにくい

デボンレックスは毛が抜けにくく、舞いにくいため、他の猫に比べれば猫アレルギーがとてもでにくいです。ただし、猫アレルギーは猫の皮膚から出るセレクトグロビンや唾液に含まれるアレルギー物質が毛づくろいによって体全体にいき渡り、毛だけでなくフケに付着して空気中に飛散することが原因とされているそうです。デボンレックスだから猫アレルギーが発症しないというわけではないそうです。

デボンレックスは飼いやすくて人懐っこい性格で

好奇心旺盛な所もありイタズラ好きでゆったりと座っていることはほとんどありません。デボンレックスは飼い主のあとを追いかけ肩に飛び乗り、首の後ろに体を巻き付けて甘えたり、デボンレックスはうれしいときはしっぽを振ったりする、子犬のような性格です。デボンレックスの体は細く筋肉質な体つきで、体重は2.5～4㎏ほど。顔は小さく、首は細長く、四肢も細長いのが特徴です。 デボンレックスの短い被毛は、コーニッシュレックスの強い巻き毛とは異なり、細やかに波打っています。作出に広範囲にわたる異種交配が行われたため、デボンレックスにはホワイト、ブルーなどのソリッドカラー、各色のタビー（縞模様）やバイカラー、キャリコ（三毛）やポイントカラーなど、その他すべての毛色とパターンがあります。また、ときに長毛の個体が誕生することがあります。